ナビWS 空間創造宣言

夜特IN 南 葵です。

今回の見学で感動する所はすごく沢山あり、すごく勉強になったと思います。
その中で、私が最もすごいと感じた所は、その空間に立つだけで設計者の思いやりや愛情が伝わってくるという事です。中々自分の意図を相手に上手く伝えるのは難しい事ですが、藤井 厚二さんの場合、世代も超えて、設計者亡き今も、空間に立つことで設計者の意図や思いやりを感じさせ、その人の人柄までも連想させてしまうほどです。そこに、私は藤井 厚二さんのデザイン、設計に対する思いの強さみたいなものを感じました。
今もなお、人に尊敬され、すごいと思われる建築物。外見だけにとらわれず、中身の詰まった建築物だと感じさせる事が出来るのは、やはり使い手の便利さにこだわり、細部まで工夫を凝らし、家族への愛情の強さが根本となっているのではないかと思います。
私たちがこれから物を造る時、そこには必ず人がいて、人の為に物は存在していくのであって、そこに人は必要不可欠な存在であると私は考えています。なので、藤井 厚二さんの作品は、その点がしっかりと考えられ、設計されているので、今も多くの人々を感動させる事が出来るのだと思いました。

そこで、私の「空間宣言」です!
より良い空間を造るために、もっともっと洞察力を磨き、人が気付かない様な所まで気を配れる様になり、
優しさや思いやりの溢れる空間、物造りも目指していきたいと思います。


⇒teacher
「家族への愛情の強さが根本となっているのではないかと思います。」
その通りでしょう。
この建物は自邸なので、主たる対象が“家族”でしょうが
設計者にとっては常に「ヒト」への愛情が必要です。
自分が創り出す空間を使うヒト、見るヒト、感じるヒト・・・
様々なヒトに目を向ける事が「愛情」と言っても良いでしょう。


そして・・・洞察力を磨く為には様々なモノに興味を持ち意識的に目を向け
そのモノに対して思考を巡らせてみる姿勢が必要です。
1年生の間に、色々なモノを見て、聞いて、体感して・・・
「経験」は自分のスタンスを幅広くしていってくれますので
多くのモノ・コトに興味を持ち、貪欲に自分の中に取り込んでいくようにしましょうね!