空間創造宣言

遅くなってすみません。
特IN 菅原です。

聴竹居の私の印象は、限られたスペースをいかに広く見せるか、そして空間内の動線に対しての細かい工夫が凝らされている、藤井厚二氏の細やかな気遣いによって出来た空間だなというものでした。
細部の細かさ、こだわりは皆様が書かれてるのではしょりますが、藤井厚二氏は自分が住む上はもちろん、一緒に住む人、使う人、来客者に対しての細やかな気遣いを随所に見せており、またそれにプラスして、限られた土地でしかも平屋で空間を広く見せる様々な趣向を凝らしていました。
私にとって、聴竹居はとても居心地のいい空間であり、多少傷んでいる部分はあるものの、かなり昔に建てられたとは思えないデザインでした。


そこで、私の空間創造宣言ですが・・・。
「その場を使用する人に対しての気遣いを最大限入れ込む」です。
今回の見学の中で、心地よい空間を生むために必要なことは
①周りの環境、使用する人のスタイル・環境に合わせていく
②空間の動線を意識する(限られたスペースを有効活用し、空間を広く見せる、使用する人の動きを入れ込む、誰に対しても使いやすくする等)
と考えました。
他にもありますし、当たり前のことかもしれませんが、まずは当たり前のことを当たり前にすることが必要だと考えたこと、この2つを意識するために必要なことが宣言である「気遣い」だと考え、この宣言にします。


⇒teacher
「当たり前のことを当たり前にすることが必要」
その通りです!
でも、この当たり前の事がなかなか出来ないのも事実です。
少々の誤解を恐れずに言うと
「空間」と「人」は、ある意味一体と捉えても良いかもしれません。
従って、“空間を考える”とは“人を考える”ことであり
“人を考える”とは、“人の想いを汲み取る”事なのですから
それは「人への気遣い」と言っても良いでしょう。
この思考が課題に反映されることを楽しみにしています!