ナビWS 空間創造宣言

こんばんは。
ディスプレイ専攻のきりながです。

見学して素直に思ったことは、ここに住んでみたい!!です。
そう思えたのは聴竹居がとても居心地よく思えたのと、驚きがあって楽しかったからです。
案内をしてくださった方にたくさんのお話を聞かせてもらい、藤井厚二氏のさまざまなこだわりと想いを感じました。

客間の椅子は女性が座った時にお太鼓の邪魔にならないつくり。そして三角のあの形状は丈夫なだけでなく、座って見た時にシャープで綺麗に見えると。
さらにその前に置かれたテーブルの板は上と下とでは木目を変え、下の板は着座時に膝が当たらないように考えて削られていました。

考え方が素敵だと感じたのは玄関の作りです。
外からみて左手から入ってくる作りで、柱を右側だけにしていました。
その理由が家に来た客人が入り易いように、客人を招き入れるという思いでだということでした。
扉も内開きでした。

他にも多くのこだわりを教えて頂いてたくさん感動したのですが、長くなるのでここで私の空間創造宣言、「想いを込める」です。

今は自分の作品作りばかりで結構自分の好きなようにしてしまっています。
働くとクライアントがいるのだから、自分の嗜好や個性に走ったものを作っているのではいけないと思います。
個性を主張するのではなく、個性が滲み出るようなものが作れるよう、作り出すものに自分のこだわりや使うひとに対する想いを込めること。
その空間にいる人がいいなと感じてくれるように、そこを訪れる人の気持ちを考えることを大切に取り組んでいきたいと思います。


⇒teacher
「作り出すものに自分のこだわりや使うひとに対する想いを込めること。」
この考え方は、現時点での課題作成においても同様の事が言えます。
「所詮は課題だから・・・」という安易な考えで向き合うのではなく
自分自身が創り出すモノには常にこだわりと共に“想いを込める”姿勢が大切です!
想いの無い作品は見る側に感動を与えてくれることはありません。
そして、想いが込められればそこには必ず個性が滲み出てくるものです。

是非とも、構成空間の課題においても
その練習のつもりで「想いを込めた作品づくり」を心掛けて下さいね!