空間創造宣言(ナビWS)

こんばんは。
特INのくぎみやです。

今回、聴竹居の見学をして1番注目した部分は「窓」です。
具体的には窓と障子にはめられた格子になるんですが。
格子が大好きなので自然とそっちへ目が向きます。

聴竹居の窓の多くに格子がはめられており、しかし部分的に格子の線を外している箇所がありました。ただ格子の線を一部外すだけのデザインなのかなぁと思って窓を見ていたら、青木先生から「障子と窓は格子の間隔の幅が全てそろっている」というご指摘を受けて、全体(窓と障子)を見ると確かに窓と障子の格子の幅はイコールになっていました。
そのため窓の格子を一部外していても全く違和感のない、むしろすごく統一感のある窓になっているのだと感動しました〜!
窓の格子が全てあるよりも、一部無いことで圧迫感みたいなものを若干緩和してくれているのかなぁとも感じました。

さらにお土産みたいな物を置いているスペースに円弧状の入り口があり、円弧の切れる部分と棚のラインも一緒になっていました。

何も意識しないで住んでいたら気づかないかもしれない、でも家に住む人のことを考えた上で、ラインに統一感を持たせて設計しているところがすごく勉強になりました。

そこで私の空間創造宣言ですが。
「統一感」

なにかを形作ることに対して、常に「統一感」を意識したいと思います。
例えばラインに統一感を持たせることも1つですが、そこにしっかりとした意図を組み込んで、今後の課題、作品制作に取り組んでいきたいと思います。


くぎみや


⇒teacher

今回の見学で、キミは空間の中の「線」というモノの存在を意識する事が出来たよね!
ほとんどの空間デザインは「線」をベースに創られているので
当然ながら「線」だらけなんだけど
案外、我々は空間の中の「線」を意識することなく見ていることが多いものです。
そんな中で、キミが今回強くこの「線」の存在を感じる事が出来たのは
今後、様々な空間を見て行く上でとても良い基本ベースを持ち得たことと思いますよ!


「統一感」も大切なことなので、その意識を基本ベースに持ちつつ
「統一感からの脱却」という面も意識すると
より深みが増してくることでしょう。
まあ、その辺りのテクニックは徐々に教えていきましょう^^!