構成「空間」:視線・軸線

こんばんは。夜INあんりょうです。
[視線/面]雨宿りもできる休憩所



『コンセプト』
この空間は円の面から円柱にし、内側の円柱に穴を開けることで雨の日はこの中に入って休憩することができます。
外側の円は地べたで凭れられるように広めにして、内側の円柱は雨宿り以外でもちょっとした遊び場としての利用も可能としました。内側の円柱の高さは男女共に少しジャンプして上がれるように1200mmに設定しています。外側からジャンプして上がり、体を反対に向け、他の生徒が中に入っている様子も見ることができます。

⇒teacher
課題テーマが「視線」である以上
コンセプトにおいては「視線」について語らなければなりません。
今のコンセプトでは「視線」という課題に対して
どのように展開したのかが分かりませんねぇ〜!
それから・・・もし雨の日に本当に休憩出来るような空間にしたいのであれば
それなりの寸法感覚を持って空間構築しないと
あのスペースで雨宿りなんて出来る?
ましてや、どうやって雨の時にあの空間に行くの???びしょ濡れになるんじゃない?
人の動きを考えてごらん!

[軸線/線]小さなアスレチック



『コンセプト』
この空間はバツ印の線から構成し、両端の線を円弧の線で付け足したら、『8』に似た形になり、全ての端の線から中央に向かって軸が出来上がりました。また、目で見ても楽しんでもらえるようにこの形にしました。
線から四角柱に形を変え、四角柱の高さは中心に近づくに連れ、低くなっています。一番高いそれぞれの端の柱は1200mmです。柱と柱の間の間隔は600mmに設定しました。そのため、男女ともに危険なく気軽に次の柱に移動できます。座る面の広さは480mmにしています。この広さであれば飲み物を置くことができ、灰皿も設置できる広さです。

⇒teacher
バツ印の時点で既に「中央に向かう軸線」が出来上がってるんじゃないのかな?
柱の平面サイズが480で、柱間寸法が600という事は
隙間は120ということだよね!
模型を見て分かるように
隙間を人が通る事を考えると、相当キツそうな感じだよねー。

この造形では、柱の高さが中央に近づくにつれ低くなっているとのことですが
その理由(コンセプト)を語らないと、単なる造形の説明になってしまっているよ!

あんりょう