立体構成 街の表情

ディスプレイの釘宮です。

今回は街の表情というコンセプトで、京都をとりあげました。
タイトルは「一見さんお断り」です。

わたしは長いこと京都に住んでいたこともあり、「京都」の表情を作ろうとすぐ思い立ちました!

そこで京都と言えば...と考え。
やはり日本を代表する観光地だという考えに至ったので、観光地の要素と昔ながらの古い町並みとが残る祇園をピックアップしました。

ただ祇園は観光地として栄えてはいるものの、格式高い雰囲気も点在している地域です。
少し路地を入れば、看板を出していないお店などもたくさんあります。

観光地として開けた場所であるのに、一方で人を寄せ付けない高貴な雰囲気も持ち合わせている。
そんな場所が祇園だと思ったので、格子でその雰囲気を表現しました。



当初は格子を使って全く別のものを作ろうとしていたのですが、いらない要素をたくさんくっつけていたので、先生からのアドバイスをもらい格子だけで思っていた雰囲気を表現することができました。

ついつい最初の趣旨からずれて、要素をプラスしていく考えに走りがちなのですが、今回の街の表情の作成で1つの要素で大きな表現ができることを学びました。

それと自分の考えたデザインの取捨選択をできるよう自分を鍛えていきます。


釘宮


⇒teacher
この作品は「タイトル」が良かったよね!
それがクラスの中で多くの支持を受けた所以でしょう!
無論、造形的な綺麗さもさることながら
タイトルに、伝える力がありましたよね!
我々が創り上げるモノというのは
いろいろな思考を経て形へと転換されてきます。
「タイトル」というのは、言わば思考の流れの凝縮のようなモノであり
そこに共感性があるというのは
キミの思考の流れを、多くのクラスメイトが共感してくれた証です。
“たかがタイトル”ではないのだという事を経験できたことは
キミにとってとても良い経験になったのではないかと思います。