私の空間創造宣言!

プロダクトのロジャーです。

今回の見学で初めて作り手の思いを感じた気がします。
それは藤井厚二のこだわりが伝わったからではないかと思います。照明の大きさを部屋の大きさに合わせたり、家具を自分で作ったり、釘の入れ方まで拘りました。
ー番驚いたのは、リビングとキッチンの和風と洋風のバランス。良さすぎて欧米人である私には区別できませんでした。
今は私は「聴竹居」を欧米スタイルを取り入れた日本の住宅として考えているですが、もし「聴竹居」が日本ではなく欧米にあったとしたら、私からすれば日本のスタイルを取り入れた欧米住宅になります。

この住宅が80年ほど前に建てられたと考えたら「聴竹居」の革新は日本の建築だけでなく世界の建築にとって欠かせないものだと思います。

いいデザインは時を超えると言う言い方があります、「聴竹居」こそはその言い方を証明するデザインだと思います。


プロダクトに変更した私にはどれほど空間に触れ合うことになるか分かりませんが一応宣言します。
『スペースを有効に利用できる空間を作ろう!』
日本に始めて来たとに一年間6畳のアパートに住みました、その経験から狭い空間でもちゃんと有効にスペースを利用できれば広い空間とそんなに変わりません。暮らすのに最低限に必要となる物は何かを考えればそんなにスペースはいらないと思います、ベッド,コンロ, シャワー、トイレ、収納。

地球の人口はとうとう70億人に達成しました、住めるスペースがだんだん狭くなっていく。下に私が好きなスペースを有効に使った空間の映像が三つあります、説明はすべて英語ですが映像だけで十分に分かると思います。

http://www.wimp.com/smallhouse/
http://www.youtube.com/watch?v=Lg9qnWg9kak
http://www.wimp.com/infinitespaces/

⇒teacher
しかし、ロジャーは本当に日本語上手だねぇ〜
ビックリするなぁ〜!


「スペースを有効に利用・・・」
この“有効”という考え方って、モノゴトを思考する時に様々な面で大切だよね!
言葉では、よく“有効”という言い方で説得力を得ようとするのだけど
案外これを創り出すことがたいへんなんだよねー
特にプロダクトに移ったのであれば
空間系以上にダイレクトに有効性を問われることになるので
「ヒト」を十分に観察しながら頑張って!
しかし「暮らすのに最低限に必要な・・・」という考え方の基本があれば
有効性を考える土壌はロジャーの中にきちんとあるように思います!
頑張れ!