私の空間創造宣言!

こんばんは、夜Dあんりょうです。
(来週からの4セッションより正式に夜INへ専攻変更になります。夜INの皆様、改めてよろしくお願いします)
今回の聴竹居の見学は今までとは全然違うものでいい勉強になりました。
僕が一番印象に残ったのは居室と台所にあった風の通風口です。現在では当たり前のように使っている空調機によって僕たちはいつでも快適に過ごすことができます。しかし、その空調の使用によりオゾン層が破壊し、地球温暖化現象が起こり、環境問題へ発展してしまいました。
そんなことを思いながらこの通風口を見たときはとても驚きとともに衝撃が走りました。開けた瞬間にとても心地よい風が吹いてきて、今までにない感動すらありました。
今回の見学でもそうですが、ナビが始まっていろんな建物や空間を見学して感じたことは細かいところまで気配りができていない空間が多いなぁと思いました。また、「建物ができて施主へ引き渡したら仕事はおしまい」という感じがしてなりません。もちろん、引き渡してから施主が使い勝手のいいようにいろいろと改善していくでしょうが、それでは限界があります。聴竹居ですら5回も改装して、「本当の理想住宅」になったのですから、やはり引き渡し後もその空間の面倒を見てフォローしてあげるのが空間デザイナーの本当の仕事だと思っています。
長くなってしまいましたが、空間の創造に対して僕は、
『誰もが幸せで気持ち良くなれる空間をつくろう』です。
僕自身はまだまだ他の人に比べて技術や考え方に劣るとこは多々ありますが、「その空間に入ったら誰もが幸せになれる。何度も行きたい。また、公共施設や店舗であれば、その空間で働く人も幸せになれて人に自慢できる」と言ってもらえる空間を手がけたいという強い思いがあり、創造社へ入学しました。
その思いを実現するにはDでは限界があり、デザインだけではなく動線や目に見えないところの部分なども勉強する必要があると感じたためINへ専攻変更することを決めました。
本来の内容と話がそれてしまったかもしれませんが、以上とさせて頂きます。

あんりょう


⇒teacher
「誰もが幸せで気持ち良くなれる空間・・・」
空間を創る者達は、皆がそんな思いを持ちながら空間創造を行っているのだけど
明確な答えが無いんだよねー!まあ、それが空間創りの面白さなんだけどね!
でも、空間の快適性ってハード面だけではなく
ソフトの力も大きいんだよ!
今回の見学会でも、事務局の方々が藤井厚二氏に代わって
その熱き思いを伝えて下さった雰囲気というか空気感が
あの空間の快適性をより鮮明に浮き立たせたのだと思います。
「勝手に見学して下さい」と言われていたら
きっと、今とは少々異なる感覚で見学を終えていたことと思いますよ。
お店などでも、店員の対応次第で店自体への評価って変わるでしょ!
突き詰めていけば、結局は「ヒト」に行きつくものなのかもしれません。
では、空間は無意味??
いやいや、そんな事はありません。
ハードとソフトの融合があってこその
空間の快適性なのですから・・・。
ハードに拘っても決して良い空間は出来ません。
キミ達の課題においては、それ程明確に“ソフト”を表現する機会は無いかもしれないけど
常にソフト面を背景に持ちつつ、空間創造を行う姿勢が大切です!