面白い、と言ってしまうのではなく、 なんとも愛らしい装飾。

はじめまして、産業デザイン夜間特別選択学科インテリア専攻キムラです。


元グラフィック専攻キムラでもあります。
teacherはもちろん、皆様今後ともよろしくお願いいたします。


自己紹介がてら、にはならないんですけれど
気になる場所を(ナビも違うけど)紹介したいと思います。


福島に在る居酒屋、「河内の炉端家 わっしょい」です。

いろんなところから生えた桜は造花。
特に季節に合わせてでもなく、桜を選んでいる無造作な感じは、
枝が建物から生えてくるという不思議な現象を肯定させる要素です。


窓の手すりから、こんなに桜が生えてくること自体があり得ないことで、
それが造花だとすぐに分かるのですが、
そこから生えたら素敵だな、とハッとさせられました。


節電から、ヘチマやゴーヤのグリーンカーテンを家々で見かけるのに
少し飽きていた時にこの桜を見たから、余計に素敵に見えたんでしょう。


しかも、この居酒屋は手すりだけでは飽き足らず、
店舗の外のいろいろなところから桜を生やしています。



そのコミカルな配置が冗談のようなディスプレイなんですが、
もしかしたら逆に、真剣に考えたのかと思いもします。
飾りを施した人の意図を知りたくなる。

それほど惹き付けられてしまいました。
決して、美味しそうな料理を出してくれるような期待があったのではないにしろ、
行ってみたくなったのはこの桜の効果。


こんな植物で壁面緑化もとい、壁面桜花してしまうのも良いなと。