構成立体 光を形に

web専攻の古木です。
何度も続けてすみませんでした;今回で最後です。

試験課題の「光を形に」です。


「each」
光は世の中に必要不可欠なものです。
しかし、世界には夜行性の動物や、日陰で育つ植物がいます。彼らは必ずしも光を必要としていません。
私たち人間も就寝時は光を必要としませんし、紫外線等はむしろ邪魔な存在とも言えます。
また、日常ではあまり光を意識することはありませんが、木漏れ日、天使の梯子、虹など自然の現象をみた時に、「そこに光がある」のだと意識します。
このように「光」は受け手の状況、立場、感情などによって、とらわれ方が異なるのです。
以上のことから、見る人の位置によって見え方(色の現れ方)が異なる立体を制作しました。
色が現れる部分には偏光板を使っています。
偏光板には1方向からの光しか通さないという特徴があります。
光について、受け手が置かれている状況により、無意識に光を仕分けしている面があると思うので、その点が偏光板の特徴と合致し、素材として使用しました。
また、それぞれのパーツは全て三角形で構成されています。
これは光が一定にまっすぐに進むことと、光の方向性を表すために、一番単純な形では三角形が適していたためです。
それから光源について、プレゼンのときにやって頂いたのですが、写真のようなオレンジ色の光よりも、白い光の方が色がよくわかってきれいでした。

構成立体はこれで最後の課題でしたが、授業の初回に比べると、形を作っていくことに少しなれてきたように思います。
その形の理由とかコンセプトとかつくり始めるまでがとても難産ですが、やはりそこが基盤なのでしっかりかためておかないと出来上がった形にも何だか納得ができないので、今後もつくる前には言葉としてしっかりだしてからに心がけたいです。
この授業で少しは立体について抵抗感が薄れてきました。ありがとうございました。

⇒teacher
「光は受け手の状況、立場、感情などによって、捉え方が異なる・・・」
これは、なかなか面白い着眼点ですね!
全ての作品を通してみると
古木さんは自分の中にきちんと言葉のイメージを持てている人だなぁと感じます。
この調子でこれからも頑張って下さい!


P.S
みんなが「???・・・」な顔で説明を聞いている時に
一番後ろで常に「うん」「うん」と大きく頷いてくれる古木さんが
こちらのモチベーションを保持してくれました!
有難う^^!!