立体_街の表情

夜IN岩瀬です。
街の表情の作品も手を加えましたのでアップします。
街:上海
モチーフはTHE上海と言われる上海テレビ塔です。
私が感じた上海という街は、ビジネスチャンスが多く一攫千金を狙っている人達が集まる街です。
多くの人が金持ちになろうと上を目指します。(下部の小さな球)
そこには複雑な利害関係が交錯します。(中央の絡み合った針金)
これらを勝ち抜いて成功する人はわずかです。(針金の上にのっている3つの球)
そのトップに立ち私腹を肥やすことができるのは1人です。(一番上の大きな球)
しかしベースの色は共産党を表す赤色です。
授業中にあった余計な考えを削いで、言いたかったことを整理できたので、
気持ちがすっきりしました。


⇒teacher
中国を肌で感じているキミならではの作品ですね!
授業中の制作の様子、そしてこの手直しの状況も含め
きちんと思考している様子が伺えます。


ただ、中国ってもっと混沌としていて様々なモノが“うごめく”社会というか、
キミが書いているように、まさに「複雑な利害関係」がドロドロ複雑に絡み合っている上層部と
それらとは無縁の多くの下層階級との対比で出来上がっているようなイメージなのだけど
ちょっと全体的に「あっさり感」を感じてしまうなぁ〜。
きっと、一番上の大きな球体は「球」ではないんじゃないかなぁ〜?


要素を削り落していく事と、伝えるべき事を削り落す事とは異なるので
その辺りは、もうひと工夫出来たかもしれませんね!
(決して造形的に複雑に・・・という意味ではないですよ)
しかし、様々に試行錯誤している事は良いことです!!