岩井です。




上から街の模型です。
A1サイズです。ここに主たる模型をはめ込んでいきます。
リペアショップの案ですが、廃電車を使いショップを形成したいと思います。
モッタイナイ事から、廃電車をリペアする。電車はその土地の特色があるので、馴染みやすく面白いと思いました。内装も電車の中にある、手すり、窓を等を使い替えていきます。ラフ案が今の案です。
どないでしょう?なんか意見があればください。


コメント〜(teacher)

どこか広い場所を使ってリペアショップを展開するのであれば
このような“廃電車を使用して・・・”という案も有りかとは思いますが
今回は、主に都市の中の「隙間」を使うのだから
その場その場が持っているサイズに合わせて場を展開する必要が生じてきます。
その時に、この固定化されたサイズは自分自身の首を絞める事になると思いますよ!
それに、全て地面に置いて展開される「場」ばかりではないでしょうから
例えばビルとビルの間の空中部分に「場」を設ける場合に
電車の持つ「重量感」がネックになってしまうでしょう。
積み重ねて複数階の「場」を創る場合でも、コンテナと違って元々が「重ねる」前提のモノでもないので・・・。
かと言って、「じゃぁコンテナで・・・」という展開はNG!良くある案だから!

あくまでも“「隙間空間」に応じて「場」を創る”という展開で良いと思いますよ!

例えば・・・
今現在、日本の林業は衰退の一途を辿っています。
元々は、国産の木材の価格が高く、建築業界が外材にシフトしてしまった事や
大型建築がRC造や鉄骨造へと移行していった事が原因でもあるのだけど
国産木材の需要が減ってくると、林業側も森の整備をしなくなり(出来なくなり)
間伐作業を行わなくなる為、森は荒れ放題となり・・・という状況に陥っているのが実情です。
本来「間伐」という作業は森を守る為にも必要な作業なので
その「間伐」を促す為に、全てを「間伐材で創る」というストーリーにしたらどうでしょう。
間伐材」は本来はあまり建築材料には使用されない材料です。
なぜなら、材が細い為に使用し難い面があるからなのですが
合板材などには転化出来ますので
そのようなパネルを用いて「場」を創り出していくような流れで良いのでは!

今回、モデルとしている茶屋町エリアは
商業地域なので、建築基準法上の防火地域か準防火地域だと思いますので
床面積によっては「耐火建築物」又は「準耐火建築物」とする必要があり
現実的には木造パネルの風合いを露出させるような建築は難しい面もあるのですが
(コストを掛ければ出来るのですが・・・)
今回は、その点はあまり気にせず、木造パネルの風合いを出しながら
コンクリートジャングルの茶屋町に異質なモノを組み込むような感覚でいきましょう。
上記の事は、一応認識していれば審査会でもし突っ込まれても回答しやすいでしょ!