「光を形に」

夜特P 今滝です。
最終課題をアップします。
コンセプトは光陰矢の如しです。

光には影があるため、陰と陽のイメージから年月の経過を連想しました。

光陰矢のごとしという言葉が示すように、時間や月日が経つのは矢のように早いが、年を重ねるごとに色んな経験を積み、それが人生の深みに繋がる思い、コンセプトにしました。
灯りの模様になる切り込みで菱形の部分は、矢の刃先のイメージで、線の部分は矢の柄と、矢が飛んでいく軌跡を表しています。更に、樹木の断面に多く見られる年輪の意味もあり、放射状にすることで、時間の経過と視野の広がりを表現しています。
見ているだけで癒され、重厚さが滲み出るような雰囲気を目指しました。
素材は、台座と脚の部分はそれぞれ銅板と銅の棒を使用し、半田によって接合しています。傘の部分にはポリカーボネート板に和紙のような特殊な紙を巻いています。

まとめの作品として、十分に満足できていませんが、初回の頃に比べ、立体の捉え方や思考の方法など、少しは成長できたかなと思います。
先生、皆さん、ありがとうございました。



⇒teacher
「光陰矢のごとし」という言葉から「人生の深み」というイメージを抱いたのだから
もっと作品に「深み」「重厚感」「積層」「時間経過」・・・
というような感覚を持ち込んでデザイン展開したかったところですね!
作品全体のイメージは、どちらかと言うと途中に記している
「見ているだけで癒され・・・」という方向性になってしまっているような・・・?
でも「癒し」と「光陰矢のごとし」という言葉は、あまり関連性を感じないところだよね。
いろいろと思考していたものが、少々消化不良になってしまった感があります。
でも、その“消化不良”が次のステップを作ってくれる土台になります。
そういう面では、良い地固めが出来たのではないかと言う気がしますよ。

これからも、頑張って!お疲れ様でした。