構成「立体」最終製作課題『光を形に』

夜間特D 新留です。
最終課題【光を形に】を載せます!!

タイトル 【 光棺 〜導かれる時〜 】

(光と影は表裏一体)
(影は光の後に存在する)

この二つをまず考えたことから、同じ表裏一体である(生と死)をテーマに製作しました。
できたのはこれです。

棺桶ですw

そして、点灯時にはこのような感じになります。

非点灯時には(死)のみをイメージさせ、
点灯時には光と影を用いて(死=光)(生=影)をイメージできるよう、
点灯時と非点灯時の見え方の差を一番意識しました。

まず普通なら(光=生)(影=死)とのイメージが強いのを逆転させたのは、
このような宗教画で

神様を光(神=光)と表現しているところなどから、
神様(光)のもとに向かう時=死と考え、
『人は最後、生を影に残しながら光のもとへ…』とのイメージを持ったからです。

形としても人が最後に入る場所である棺桶をモチーフにした上で、
非点灯時と点灯時の見え方の差を意識し、
非点灯時には黒色の棺桶の上部に献花としての黒い花が添えられている

そして点灯時には造形物それ自体が影の一部となるようにし、
(外観を全て黒にしたのは この為です。)
非点灯時には見えなかった光が内側から隙間光としてこぼれているように見えるようにしています。

また上部には偏光板をもちいて、
点灯時に神様の光輪が現れる表現をしています。

(側面にも同じく点灯時に、神の衣を表現できるようにしています。)

個人的に、点灯時に内部は光の羽に包まれている表現を出したかったので、
(外からは見えませんがw)
白色の和紙を貼り光の増殖を意識したうえで、
棺桶の素材であるダンボールが見えないようにした効果も狙ってみました。

以上になります。

結果として、私らしく考え、私らしい造形が作れ、
私らしく最終プレゼン時の服装も考えられと思っていますw
うまく表現できたかは…ですがw
クラスのメンバーの作品も今後の参考(一部パクリになるかも)になり、
本当に楽しかったです。
先生&クラスのメンバー、ありがとうございました!!


⇒teacher
「具象」好きのキミらしく、最後も具象で締めましたが・・・
でも「造形物自体が影であり、その為に黒で塗り・・・」という辺りの思考は
単なる「具象表現」とは異なり
真の影と一体化させた“立体的な影”としての
新たな表現方法に踏み込んだと言えるのでしょう。

プレゼンの為に作品に合せて服もコーディネートするあたりも
作品と自分を同一化させた新しい表現方法でしたねー^^!!
斬新!斬新!


パッと見た目には分からないのに
内部にまで細工を施すというのは
自分の作品に対する拘りであり、プライドであり、愛情であり・・・
そこまできちんと取り組む姿勢は
とても誇らしく嬉しく思います。


この調子で頑張っていって下さい!
夏期WSもねー^^!