今週の一枚_大山崎山荘

こんばんは。夜IN 岩瀬です。
先月「かんさいいすなう」展をみるため大山崎山荘美術館に行ってきました。
近畿で活躍する木工作家さん30名の作品を集めた展示で、小振りながらも
楽しめました。50脚の作品中で私が最も気に入ったのは斉藤望さんの作品です。
座り心地抜群の暖かみがある椅子で、ふと祖父を思い出させてくれるような安心感が
ありました。一緒に行ったクラスメートは、ダイナミックな造形の「オーム貝のベンチ」
有機的なフォルムの「木の椅子」が良かったと言っていて、人の好みとはこんなにも
違うモノかとおもしろく思いました。
そして、表題の大山崎山荘ですが、想像より良かったです。
大山崎駅から徒歩約10分、山の斜面を登り山荘の入口であるトンネルをくぐると中は
別世界です。



大山崎山荘は、大正から昭和初期にかけて加賀正太郎によって建築されたそうです。
中の雰囲気もむかしの趣が残っていてすごくきれいでした。
美術館としては、本館の山荘と建築家・安藤忠雄設計による新館(1995年竣工)があります。

奥が本館、手前のコンクリートが新館です。質感が真逆ですね。
新館は地下に広がっていて、景観を損ねないような工夫?がされていました。
がしかし、本館と新館をつなぐ部分が粗悪で、本館のドアを開くと新館のコンクリート道が
あるだけで、なんの工夫もない・・・。
個々の建物は良いのにつなぐものが・・・。
こんなにも大切なモノかと実感しました。
でもまぁ山荘自体はとても良かったのでまた行こうと思います。